- 阿部サダヲは1970年4月23日生まれ
- 1992年に代役出演した舞台「演歌なアイツは夜ごと不条理な夢を見る」でテレビデビュー
- 宮藤官九郎脚本の人気ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の出演をきっかけに、宮藤作品の常連出演者となる
- 「アンフェア」シリーズでのシリアスな演技や「謝罪の王様」でのコミカルな演技など幅広い演技で活躍している
- 2017年の映画「彼女がその名を知らない鳥たち」ではお金も地位もない中年男を演じ、第60回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞
- 2022年5月公開の映画「死刑にいたる病」では連続殺人鬼役に挑戦
- 2022年6月25日にNHK総合で放送開始のドラマ「空白を満たしなさい」において謎の男・佐伯役で出演
阿部サダヲのプロフィール
性格
- 幼少期は内気な性格
- 継続力がある
小学校低学年時代は授業で指名されるだけで泣いてしまうような内気な性格の子でした。
スポーツは原監督に憧れを抱いたことから小中高と野球部に所属。
足が早かったので盗塁を得意とし、本気で野球選手を目指すようになります。
野球のおかげなのか、性格も小学生時代とは打って変わり、周りに「カッコマン」といじられるほど目立ちたがり屋な性格に変わっていきました。
音楽も好きで学生時代にはバンドでドラムを叩いていたことがあります。
現在も活動をしている「グループ魂」のメンバーの1人、小園竜一さんとは高校時代の同級生からの付き合いです。
特技
- 野球
読売ジャイアンツの大ファンです。
原辰徳に憧れたことがきっかけで野球を始めました。
小中高と学生時代は野球に人生を賭ける思いで取り組み熱中するほどの入れ込みよう。
中学校ではセカンド、高校ではサードのポジションでした。
足が早いこともあり盗塁を得意としてチームに貢献します。
野球愛が強く本気でプロ野球選手を目指そうと心に決めます。
しかしながら、同じ千葉県内の高校球児であった石毛博史さんを見て実力差を痛感したことからプロになる道を諦めるのです。
趣味
- テレビ鑑賞
- サーフィン
テレビが大好きでバラエティ番組を中心に見ることが多いです。
海が好きでサーフィンをすることも趣味の1つになっています。
始めたきっかけは、周りの友人たちがやっていたこと、そして番組の景品でサーフボードが当たってしまったことでした。
現在は多忙でサーフィンに行けないようですが、2015年に出演した「スタジオパークからこんにちは」で目撃情報を募ると4000件を超える情報が寄せられたのだとか。
インドア派のように見えるため、たいてい嘘だと言われてしまうと明かしています。
デビューのきっかけ
友人や同級生の母親から「30歳になったらいい役者になるよ」と言われたことがきっかけです。
高校を卒業し就職するも人見知りな性格で長くは続かず、1年半で退社。
退社の際には、上司から「辞表の書き方」の本を渡されてしまったことを明かしています。
その後、トラック運転手やコンビニなどのアルバイトを転々としています。
22歳の時に興味本位で現在の所属事務所である「大人計画」のオーディションを受け、見事合格。
それをきっかけに芸能界入りをしました。
オーディション会場には白く染めた短髪に軍服といういで立ちで現れ、主宰者である松尾スズキさんを驚かせたといいます。
阿部サダヲはどんな人?生い立ちや経歴について
阿部サダヲは1970年4月23日生まれの千葉県松戸市出身です。
小学校低学年までは内気な性格でしたが、小学3年生で野球を始めたことで明るい性格に変わっていきます。
ポジションは4番サードで地区大会ではホームラン王になるほどの腕前でした。
そのため、本気でプロ野球選手を目指そうと、高校3年生まで野球を続けます。
しかし、同じ県内の高校球児で後のプロ野球選手である石毛博史さんを見て実力差を感じてしまい、プロ野球選手になることを諦めました。
高校卒業後は大学などへの進学はせず、家電量販店のラオックスに就職しました。
人見知りな性格が災いし、接客の業務が嫌でしかたなかった阿部さんは、1年半で退職しています。
その後、役者の道に進むことに決め、芸能界入りを果たしています。
「大人計画」のオーディションに合格した阿部さんのデビューは、1992年の舞台「冬の皮」です。
演技の評価は高いものの、舞台を中心とした活躍だったので目立った注目はされず、テレビドラマでも重要人物に起用されることはありませんでした。
しかし、2000年に同じ事務所の宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の出演をきっかけに、一気に知名度が上がります。
宮藤作品の常連出演者となり、「木更津キャッツアイ」や「タイガー&ドラゴン」、「俺の家の話」など数々の作品に出演。
また、「アンフェア」シリーズでは出世を第一に考えるキャリア志向の警察官をシリアスに演じ、宮藤さんの作品の1つでもある「謝罪の王様」では架空の職業である「謝罪師」をコミカルに演じるなど、演技の幅の広さでも有名です。
現在、劇団大人計画では看板俳優となっており、他には荒川良々さん、皆川猿時さん、星野源さん、小林きな子さんなどが所属しています。
劇団大人計画に所属している俳優で組んだ「グループ魂」というコントロックバンドのボーカル・破壊として、俳優業以外でも活躍しています。
出身校・学歴
- 松戸市立本郷第二小学校
- 松戸市立第六中学校
- 市立松戸高校
阿部さんの最終学歴は高校です。
学生時代はプロを目指すほど野球に熱中した日々を送っていました。
引っ込み思案だった性格も野球が変えてくれたほど、野球は学生時代の阿部さんの心の支えになっていたようです。
また小学生時代には玉川佳子さんという方に初恋をしましたが、恋は実らなかったと話しています。
人気俳優となった阿部さんも、学生時代は恋にスポーツと青春時代を楽しんでいたようです。
最近見ないけど現在の活動は?
2020年の「恋する母たち」や「スイッチ」などのドラマ出演から、最近テレビではあまり見かけなくなりました。
2021年は主に、野田秀樹さん演出の「THE BEE」や、いのうえひでのりさん演出の「月影花之丞大逆転」など舞台を中心に活躍しています。
2022年6月25日にNKH総合で放送開始されたドラマ「空白を満たしなさい」では、柄本佑さん演じる主人公につきまとう謎の男・佐伯役として出演。
実に約1年半ぶりのテレビドラマへの出演で、第1話終了後には阿部さんの怪演が話題となり、Twitterでトレンド入りもするほどでした。
その他、2022年5月には映画「死刑にいたる病」が公開し、舞台「ドライブインカリフォルニア」などの上演も控えています。
結婚した嫁や子供について
阿部サダヲさんは2000年頃に結婚しています。
奥さんは当時、新宿伊勢丹に勤務していて、阿部さんの下積み時代を支えていました。
そして、奥さんの方から「私がいないとあなたはダメになってしまう」と逆プロポーズを受け、2人は結婚に至ります。
その後、2人の子宝に恵まれ、阿部さんは男の子と女の子2児の父親でもあります。
阿部サダヲが出演したドラマの評判は?
阿部サダヲが出演した主な作品は以下の3つです。
- 死刑にいたる病
- MOTHER マザー
- なくもんか
死刑にいたる病での評判
死刑にいたる病は、2022年5月に公開された映画です。
世間を震撼させたシリアルキラーから、1件の冤罪を証明するよう依頼された大学生が真相解明に向けて奔走する姿を描くサイコサスペンスです。
岡田健史さんとのW主演で、公開前から話題の映画となっていました。
阿部さんは元パン屋で魅力的な人物として生活に溶け込むシリアルキラー(連続殺人鬼)を演じました。
ファンや視聴者からは、
- 阿部サダヲのサイコパスな死んだ瞳がハマり役すぎる!
- お茶のCMに出てる阿部サダヲが「死刑にいたる病」のパン屋時代に見えるんだが
- 死刑にいたる病見てからどの阿部サダヲも殺人鬼に見える
といったように、阿部さんがその役柄にしか見えなくなってしまうほどの演技の上手さに称賛の声が上がっていました。
MOTHER マザーでの評判
MOTHER マザーは、2020年に公開された映画です。
男にだらしなく自堕落な生活をするシングルマザー秋子は、1人息子である周平に異常な執着をみせます。
また、周平も母親以外に頼れる人がいないため、秋子から離れられずにいました。
そんな関係の2人は社会から孤立し、やがて17歳へと成長した周平が凄惨な事件を起こしてしまいます。
お互いが依存することでしか生きていくことができない2人を描いた社会派ヒューマン映画です。
阿部さんは主人公秋子の内縁の夫になるホスト・遼を演じました。
ゲームセンターで秋子と出会った事がきっかけで意気投合し、彼女のアパートに入り浸るようになります。
ファンや視聴者からは、
- クズ男っぷりがハマっていた
- 阿部さん演じる遼が話を盛り上げる
といったように重厚感のあるストーリーの中でも、阿部さんにしかできないお芝居で視聴者も釘付けになっていたようです。
なくもんかでの評判
なくもんかは、2009年に公開された映画です。
幼いころに生き別れた兄弟である兄の祐太と弟の祐介。
お互いのことを知らなかった2人でしたが、兄が結婚を機に戸籍謄本を取りに行ったことで、自分の弟が芸人をやってることを知り再会を果たします。
兄弟の友情、笑いあり涙ありのコメディエンターテイメントです。
阿部サダヲは親切で働き者な「デリカ山ちゃん」の2代目下井草祐太を演じました。
ファンや視聴者からは、
- 阿部さんは見ているだけで楽しくなる役者さん!
- 阿部さんの女装がおもしろかった~
- 宮藤さんと阿部さんコンビ最高
といったように宮藤さんと阿部さんだからこそできた作品だと多くの方が感じていたようです。
阿部サダヲの出演番組
- 恋する母たち
- 死刑にいたる病(2022.5月公開予定)
- ドライブインカリフォルニア
- 花王「マジックリン」関西電力「すすめ、ゼロカーボン!」
ドラマ
- 俺の家の話(2021 TBS)
- 恋する母たち(2020 TBS)
- スイッチ(2020 EX)
- Living(2020 NHK)
- いだてん~東京オリムピック噺~(2019 NHK)
映画
- 死刑にいたる病(2022)
- MOTHER マザー(2020)
- 決算 忠心蔵(2019)
- 音量上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018)
- 彼女がその名を知らない鳥たち(2017)
舞台
- ドライブインカリフォルニア(2022)
- THEBEE(2021)
- フリムンシスターズ(2020)
- キレイ 神様と待ち合わせした女(2019)
- ニンゲン御破算(2018)
CM他
- 関西電力「すすめ!ゼロカーボン」(2021)
- 花王 マジックリン(2019~)
- 味の素冷凍食品(2020~)
受賞歴
- 第60回ブルーリボン賞主演男優賞「彼女がその名を知らない鳥たち」(2017)
- 第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞「舞妓Haaaan!!!」(2008)
- 第45回ゴールデンアロー賞演劇賞(2007)
以上が阿部サダヲさんのプロフィールになります。
いろんなキャラクターを見事に演じ切り、多くの作品に出演している阿部さん。
彼の生い立ちや、芸能界入りしたきっかけなど、私自身も記事を作成してみていろいろなことを知ることが出来ました。
阿部さんに興味がある人もそうでない人にも、彼の魅力が多くの人に伝われば嬉しいです。