- 江口のり子は1980年4月28日生まれ
- 中学卒業後はフリーター生活
- 2000年『劇団東京乾電池』入団
- 2001年『こちら本池上署』でドラマ初出演
- 2004年映画『月とチェリー』で主演
- 2021年度『エランドール賞』受賞
江口のり子のプロフィール
性格
- 独自の価値基準を持っている
- 行動的
- 興味が無いことには飽きっぽい
- 興味があることはとことん追求する
- 感受性が豊か
江口さんは中学卒業後にフリーター生活を送っていましたが、どのバイトも長続きしなかったという話があります。
しかし、趣味の役者デビューを決めてからは所持金2万円で上京し、劇団に所属して役者を続けています。
以上のことから、周囲の意見より自分が感じる価値観を信じて突き進む性格だと言えるでしょう。
特技
- ピアノ
- 中距離走
江口さんは昔ピアノを習っていたことから、楽譜を読むことができます。
コロナ禍の外出自粛要請期間に電子ピアノを購入し、一日に2~3時間程度練習しているそうです。
バラエティー番組で「弾いている姿を撮影したい」というスタッフの要望に対して「絶対に嫌、そこそこ弾けるから自慢になってしまう」と冗談ぽく返していたことから、かなりの腕前であることがうかがえます。
また、中学生時代は陸上部に所属しており、地元の地区大会では3年連続2位と好成績を納めています。
趣味
- 映画鑑賞
- 料理
- ウォーキング
- 甥っ子姪っ子と遊ぶ
江口さんはフリーター時代に地元の姫路市だけでなく、大阪にも足を運んで映画を観ており、現在の幅広い役柄を演じる土台になったと思われます。
また、料理を作っているときや、甥っ子姪っ子と遊んでいるときに幸せを感じるとのことです。
ウォーキングに関しては役者としての体力づくりといった面もあるので、趣味とは呼べないかもしれません。
しかし、上記の内容を語ったインタビュー冒頭では「私はなんも趣味は無いですし、面白いことはないんです。」と言っており、本人は趣味として認識していないようです。
国籍は韓国なの?
江口のり子さんは、本名を『江口徳子』という兵庫県姫路市出身の日本人です。
父親は一般人であり、韓国人では?との噂もありますが、あくまで噂レベルです。
母親は江口街子さんという名前で、『ルビーL』というハンドルネームで占い師をされている日本人です。
色白で切れ長な瞳をした顔立ちや、2005年公開の映画『パッチギ!』で韓国人役を演じたことなどが「江口のり子韓国人説」の原因であると考えられます。
デビューのきっかけ
デビューのきっかけには諸説あります。
映画好きだった江口さんは「劇団に所属すれば映画に出演できるかもしれない」と考え、上京し『劇団東京乾電池』のオーディションを受けますが、オーディションを受けるきっかけに2つの説があります。
1つ目が「岩松了さんの作品に共感して」
役者を志した時、地元の兵庫県で劇団による公演を鑑賞した際「私には無理かもしれない」と思ったそうです。
そこで、劇団について図書館で調べるうちに岩松了さんの作品に出会います。
「岩松さんの作品はどれも面白く、この人のいるところだったら私でもできるかな」と考え、上京し、オーディションを受けたという説があります。
2つ目が「柄本明さんのファンだったから」
江口さんは柄本明さんのファンであり、芸能界デビュー後も長年懇意にさせてもらっているとのことです。
柄本明さんは『劇団東京乾電池』の座長であり、柄本さんのファンであったことがきっかけでオーディションを受けたという説もあります。
『劇団東京乾電池』のオーディションをうけたきっかけには2つの説がありますが、「映画に出演したい」「劇団東京乾電池が自分に向いている」という点は両説に共通していますね。
江口のり子はどんな人?生い立ちや経歴について
江口のり子さんは1980年4月28日生まれの、兵庫県出身です。
家族構成は、両親と二人の兄、双子の姉の6人家族です。
父親は人に使われることが嫌いな性格であり、職を転々としていました。
そのため、決して裕福とは言えない幼少期を送っています。
当時はお小遣いも貰えず「中学を卒業してすぐ働けばお金もあって自分の好きなことが出来るって思ったので」と語るように、高校へは進学していません。
中学時代は陸上部に所属しており、800m走の選手として活躍しました。
中学卒業後はアルバイトを始めますが、父親譲りの性格からか、どれも長続きはしませんでした。
出身校・学歴
- 夢前町立菅野中学校(現姫路市立夢咲中学校)卒業
江口さんは中中学卒業後、高校へは進学せずにフリーターとして生活をはじめます。
しかし、父親譲りの性格なのか、どのバイトも長続きしなかったそうです。
バイトを辞めるまでの最短期間はアイスクリーム屋での1日。
最長期間はパチンコ屋での2か月半とのことです。
アイスクリーム屋を辞め理由は、中学の同級生が来店したことが理由だったと語っています。
その後のバイトでも、同級生に会わないように、自宅から少しはなれた場所でバイトをしていたようです。
この頃の趣味は映画鑑賞で、地元の姫路市内の他、大阪まで足を運んでいたそうです。
このことが芸能界デビューのきっかけ作りの一つになったと考えられます。
双子の兄弟は安藤サクラ?
江口のり子さんと安藤サクラさんに血縁関係はありません。
江口さんの家族構成は両親と兄二人と双子の姉の6人家族です。
双子の姉はいますが、安藤サクラさんではありません。一般人です。
江口さんと安藤さんは2013年のドラマ『テレビ未来遺産 ドラマ特別企画 こうのとりのゆりかご~赤ちゃんポストの6年間と救われた92の命の未来』という作品で共演しています。
また、安藤さんの夫は俳優の柄本佑さんです。
柄本佑さんは、江口さんの所属する『劇団東京乾電池』の座長である柄本明さんの次男です。
顔立ちが似ていること、柄本家を介して接点があること、江口さんが双子であること、などの理由から、江口さんと安藤さんの双子説が流れたと考えられます。
しかし、江口さんが1980年生まれであるのに対して、安藤さんは1986年生まれなので、そもそも年齢が異なります。
しかし、写真を見てみるとそっくりなので、双子と勘違いしてしまう人がいても不思議ではないですね。
https://twitter.com/ota005/status/1114651622691336192?s=20&t=EFRp7J63CP0njh8KvPZoXw
結婚した旦那は柄本佑で妊娠中?
江口のり子さんは現在独身であり、離婚歴もありません。
柄本佑さんの配偶者は「双子説」が浮上した安藤サクラさんです。
柄本佑さんの父親は江口のり子さんが所属する『劇団東京乾電池』の座長の柄本明さんのです。
よって、柄本明さん経由での交流はあると考えられます。
妊娠については、現在公式発表はありません。
「双子説」が浮上した安藤サクラさんと安藤さんの夫の柄本佑さんは2017年に第一子妊娠を公式発表しています。
2019年放送のバラエティー番組『ダウンタウンなう』にて、江口さんの元カレの話題が放送されました。
友人である女優の真木よう子さんからの情報をもとに、元カレとのエピソードを語っていました。
実名は公表されていませんが、相手は芸能人であり、番組での共演がきっかけで交際が始まったそうです。
相手の芸能人は暴力こそ振るわなかったものの、かなり激しい性格をしていたそうです。
ロケ前にデートをすることになったものの、現場近くにはデートスポットになるような場所がなく、仕方なくリス園にへ訪れたところ、相手は激怒したそうです。
江口さんによると相手は「なんで俺をこんなとこに連れてきたんや。携帯を池に投げたらゆるしたる」と言われ、彼の怒りを抑えるのに必死だったと語っています。
そして実際に携帯電話を池に投げたそうです。
このことがきっかけで別れを決意したとも語っています。
番組内での発言をまとめると、相手は俳優で、江口のり子さんと真木よう子さんと共演経験のある人物、池に投げたのはガラケーであったことから10年ほど前の出来事で、相手は関西弁であったとことが明らかとなっています。
名前は明らかになっていないため、様々な憶測が飛び交っています。
出演した代表作品
江口さんがこれまで出演した代表作品は以下6作品
- SUPER RICH
- 半沢直樹
- ドラゴン桜
- パッチギ
- 俺の家の話
- 愛がなんだ
SUPER RICHの評判
SUPER RICHは2021年10月期にフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されたドラマです。
両親を亡くした主人公が大学時代の友人と遺産を資本金にベンチャー企業を立ち上げます。
事業に成功した主人公は、優れた女性起業家に贈られる「プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、華々しい活躍を遂げます。
そんな成長著しい会社に、ある日貧乏な専門学生の春野優がインターンとしてやってきます。
そんな春野との出会いが、会社や主人公の人生にまで様々な影響を及ぼす物語です。
江口さんは主人公の「永河衛」役を演じました。
幼少期を裕福な家庭で過ごしますが、飛行機事故で両親を亡くします。
そのため「お金はあるが、愛に飢えている」という役柄でした。
ファンや視聴者からは、
- 前半はつまらなかったが、後半の内容に惹かれた
- 脚本のせいで江口さんの良さが損なわれた
- 貧富の差、ジェンダーなどの社会問題に切り込んでいて良かった
というような、作品に対する賛否両論の声がありましたが、江口さんの演じる女性起業家の演技はおおむね好評でした。
半沢直樹の評判
『半沢直樹』は2013年7月期にTBS系列の「日曜劇場枠」で放送されたドラマです。
2020年1月には、スピンオフドラマ『半沢直樹Ⅱ・エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~』
2020年7月期には同じくTBS系列の「日曜劇場枠」で続編が放送されました。
「やられたらやりかえす、倍返しだ!」は有名な台詞になりました。
江口さんは2020年版半沢直樹で「国土交通大臣 白井亜希子」役で出演しています。
白井はキー局アナウンサーを経て政界進出をはかり、内閣改造に伴って国土交通大臣に任命されます。
大物政治家の後ろ盾があり、若手で女性ということもあって、内閣のイメージアップのためのお飾りのような印象を持たれることもありますが、実はかなりやり手の実力者です。
半沢が手掛ける「帝国航空再建プロジェクト」では、主人公の半沢直樹と激闘を繰り広げます。
ファンや視聴者からは、
- 白スーツに圧を感じる
- 目つきが怖くて憎たらしさもある
- 本物の政治家みたい
というように、「やり手実力者の政治家」の不気味な恐ろしさを演じるシーンが好評で、江口さんの高い演技力がヒット作で一躍有名になったことがうかがえます。
ドラゴン桜の評判
『ドラゴン桜』は、2005年7月期にTBS系列の「金曜ドラマ」で放送されたドラマです。
2021年4月期には第1シリーズの16年後を描いた続編が放送されました。
第1シリーズでは元暴走族の貧乏弁護士・桜木健二が、経営難の三流私立高校である龍山高校の再建代理者として東大合格者を排出する進学校にする再建案に取り組む物語です。
第2シリーズでは、龍山高校の教え子で東大合格を果たし、弁護士になった永野直美の依頼から物語が始まります。
江口さんは、第2シリーズで「龍海高校理事長 龍野久美子」役で出演しています。
久美子は自身も東大卒ですが、父親に無理やり進路を決められた過去があります。
その反動で、理事長として「自由な校風」を理想としており、東大生排出を目標としている桜木と対立を繰り返します。
ファンや視聴者からは、
- 安定した強面が良い
- 強い信念を隠して淡々としている姿引き込まれた
- 意地悪そうだが端々に人間性を感じた
といったように、桜木との対立シーンが好評で、その対立の中にも「強い自分」を演じる久美子の葛藤を表現した江口さんの演技に高評価の声が上がりました。
パッチギの評判
『パッチギ!』は2005年に公開された映画です。
時代は1968年、主人公である京都府立東高校に通う松山康介と朝鮮高校に通うキョンジャとの恋物語です。
江口さんは朝鮮高校の生徒「ヘヨン」役で出演しています。
ヘヨンは真木よう子演じる「ガンジャ」の友人です。
ガンジャは、キョンジャの兄で番長のアンソンにビンタをしたり、男相手にドロップキックかますなど、女子生徒の中ではかなりの武闘派です。
ヘヨンは職員室の場所を訪ねる康介をガンジャと共にからかうシーンで登場します。
色白で切れ長な瞳であることから、韓国人役がピッタリとはまりました。
なんとなくパッチギ再生してたら17年前の真木よう子と江口のりこ。桐谷健太が出てた。 pic.twitter.com/qKfUmwFF8R
— ::..-Nama2-..:: (@OxTxMx) May 25, 2021
ファンや視聴者からは、
- 悪女感のある演技が好き
- 脇役なのに印象に残っている
- 江口のり子さすが
といったように、登場シーンは少ないものの、印象に残る演技だったことがうかがえます。
この映画での役柄が、後の「韓国人説」浮上のきっかけの一つになりました。
俺の家の話での評判
『俺の家の話』は2021年1月期にTBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送されたドラマです。
寿三郎の迷走をきっかけに、寿一は兄弟や門下生などを含めたお家騒動に巻き込まれていく、泣けて笑えるコメディです。
江口さんは、主人公「観山寿一」の妹「長田舞」役を演じました。
強気な性格で思ったことをストレートにぶつけます。
現在は塾講師をしていますが、幼い頃からの能の稽古は続けています。
女性という理由で宗家を継げなかったことから、寿一に対しての不満があります。
さらに、息子の「大州」に宗家を継がせたいという思惑も持っています。
また、父の寿三郎の女遊びで母が泣いていたことから、舞は寿三郎のことを未だに許していません。
そんな中、夫の不倫発覚や、息子の思春期突入などで舞の身辺ではトラブルが絶えません。
一時は全てを放棄して実家に寄り付かなくなりましたが、物語が進むうちに徐々に家族との仲を修復していきます。
ファンや視聴者からは、
- 圧巻の演技だった
- くすっと笑えるけど、家制度の中での女性の生きづらさに共感した
- コメディ演技力が良い、吹き出して笑った
といったように、コメディーでありながらシリアスな場面も見事に演じた江口さんへの高評価の声が上がっていました。
愛がなんだの評判
『愛がなんだ』は2019年4月に公開された映画です。
主人公の山田テルコは、恋愛依存体質の28歳OLです。
学生時代から、好きになった相手には徹底的に尽くすタイプでした。
そんなテルコは、ある日、田中マモルという男性に一目ぼれします。
その日を境に、テルコの生活はマモル中心の生活になってしまいます。
登場人物が皆一方通行の恋愛をしている、一風変わった恋愛物語です。
江口さんは、マモルが好意を寄せる女性「塚越すみれ」役を演じています。
すみれは塾の事務員ですが、オレンジ色のロングヘアで派手な服装をしています。
さらに、ほぼ全ての登場シーンで飲酒しており、ヘビースモーカーです。
サバサバした飾らない性格で友達も多く、見た目も中身も主人公テルコとは真逆の人物です。
ファンや視聴者からは、
- 江口のり子がずば抜けて魅力的だった
- 主人公を差し置いてモテる役が不思議と似合っていた
- 江口のり子、役によってルックスのふり幅すごすぎ
といったような、他の出演作品とは違った風貌の役柄を演じきったことへの良い意味での驚きの声が多くありました。
江口のり子さんは、裕福とは言えない家庭で育ち、高校へは進学していません。
10代後半はフリーターをしつつ、たくさんの映画を鑑賞する日々を送っていました。
そんな彼女の背景が、役者としての独特の雰囲気を作り出す土壌になったのかもしれません。
地味なOLから敏腕政治家まで、作品ごとに役を演じ分け、完全に作品に溶け込んでいます。
今でこそ認知される機会も増えましたが、以前は無名の脇役であったことも多いため、昔の映画やドラマなどを試聴するとき、意外なところで江口さんと遭遇するかもしれません。
どんな役にも成りきり、作品に溶け込むので、今後どのような江口さんがみられるのか期待が大きいですね。